「マンガで分かる心療内科」をご存知でしょうか?
ゆうメンタルクリニックのホームページにて不定期更新されている漫画です。
専門書の文章説明だけでは理解しにくかった心理学の知識をマンガでとても分かりやすく解説しており、発達障害だけでなく、うつ病やアルコール・タバコ依存、ネット・スマホ依存症等、多様なジャンルの作品がのってあります。
発達障害について学び始めたころは、随分こちらにお世話になりました。
隙間時間に楽しく専門知識を身につけたいという方にオススメです。
(※下ネタ多めです!苦手な方要注意!!!)
↓発達障害関連漫画はこちら
一時は「マンガで分かる心療内科」サイトにある漫画を片っ端から読み漁っていました。
その中で、すごく気になるタイトルが:
「あなたのプライドは、本物? ニセモノ?」
「プライドにも本物とニセモノがあるのか?」と不思議に思い、読んでみました。
この漫画の中で、心理学では自分に対して持つ自信・プライドのことを「自尊感情」と呼ぶ、と説明されていました。
そしてその自尊感情は二種類あるそうです:
①条件つきの自尊感情
②真の自尊感情
①の条件つきの自尊感情は、その名前の通り、ある条件に基づいて構築される自尊感情であり、例えば
・〇〇大学に受かったから自分はすごい
・〇〇に成功したから自分は素敵な人なんだ
と、「〇〇だから自分は素晴らしい」のように、自分を認めるにあたってある条件を付け足す自尊感情のことです。
それに対し、②の真の自尊感情は「〇〇だから」といった条件はなく、何があっても自分には必ず価値があると信じる自尊感情です。
自尊感情が足りない人ほどうつ病になりやすいそうです。
けど、一時は自尊感情があるように見えても、それが条件付きの自尊感情のにとどまったままであれば、失敗やトラブル時に大きなダメージを受けやすく、進み続ける力も弱いのだそうです。
そして、もちろん無条件で自分を受け入れ、価値を信じることができれば、多少の失敗でも気にせず、自分を信じ、頑張り続けることができます、ということ。
目から鱗でした。ㅇㅅㅇ
今まで自己肯定感において心の中でもやもやしていたものがはっきりされた感じでした。
余談ですが、心理学には「ピグマリオン効果」というものもあります。
ピグマリオン効果とは、人は他者から期待されることによって成績が向上する現象のことです。
ローゼンタールはある小学校のクラスを対象に、知能テストを行う実験をしました。学級担任には「このテストによって今後成績が伸びる生徒が分かる」と説明しましたが、実際にはそのような効果はない一般的な知能テストでした。テスト後、結果に関係なく無作為に生徒を選び出し、「今後成績が伸びるのは、この生徒たちだ」と伝えました。担任教師はこれを信じて選ばれた生徒たちに期待して指導をしました。すると、本当にその生徒たちの成績が向上したのです。
この実験で、成績が向上した要因として考えられるのは、担任が選ばれた生徒たちに期待を示し、子供達は期待されていることを意識してそれに応えようとしたことが挙げられます。
このように、誰かに大きな期待をよせば、相手はそれにこたえ、成績が上がるようになるそうです。
その反対として、「ゴーレム効果」があり、これは期待されないことによって成績が下がる現象です。
「他人に対する期待」で起こる二つの効果ですが、これは自分自身に対しても同じだと思います。
真の自尊感情は、自分への無条件の信頼、期待があります。それが自分に対しての「ピグマリオン効果」で、より良い自分になれるよう働きが発生するのではないでしょうか。
良くなるから期待するのではない、
期待するから良くなるのだ!!!---By: deco
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