decoの凸凹Everyday7

ギフテッド、マイノリティとして生きる。生活の知恵探しブログ。凸凹な日常での発見・悟り・考えていることを綴ります:)。

【読書レビュー】『カスピアン王子のつのぶえ(ナルニア国物語第2部)』ーー「現在」は「過去」で出来上がっている


Hatena

 

 「ナルニア国物語」の第2部を読みました!

 『カスピアン王子のつのぶえ』です。

カスピアン王子のつのぶえ (ナルニア国ものがたり (2))

カスピアン王子のつのぶえ (ナルニア国ものがたり (2))

 

 

 第1部の最後に、王・女王となりました4人の兄弟姉妹ーーピーター、スーザン、エドマンドとルーシーは元の世界に帰り、ナルニアを後にしました。

 それから一年後のお話です。

  

 あるきっかけで4人は再びナルニアに戻りますが、時間の流れは二つの世界では異なり、ナルニアでは既に数百年もの時間が経っていました。

 懐かしさあるものの、すっかり変わり果てたナルニアに戸惑いながら、4人は当時王・女王だった頃の心を回復していきます。

 そこで、偶然出会った小人「トランプキン」の説明のもと、ナルニアが現在どのような状況に置かれているのかを知るようになります。

 

 個人的には、小人「トランプキン」の語りの部分が一番好きでした。

 ナルニアの住民からしてみれば、ピーター、スーザン、エドマンドとルーシーは数百年前の人物ですから、既に伝説の存在になっていました

 彼らは存在するかしないかとまで議論されるようになり、第1部のお話での魔女との戦いは本当だったという者と、作り話だという者がいて、歴史の真実性に対し意見が真っ二つに分かれているところがとても生々しく思えました。

 

 どんなに大きな出来事だったとしても、時間が経てばその影響が薄れ、最後には真実性でさえ疑われる「伝説」となってしまう。

 

 改めて人間の「忘れっぽさ」を感じました。

 

 多分、人間は皆忘れっぽいから、「記念」というものが必要になるんでしょうね。

 「記念品」のようなアイテム・グッズといったものだけでなく、「記念行事」といったある儀式を継承して行い続けることによって、過去を忘れないようにしているのでしょう

 

 今では「古臭い」と思っていることでさえ、当時の人からしてみれば画期的なものだったのかもしれません。

 それゆえ、日にちを決めて、毎年その時になればその出来事を記念する行事を行おうとしたのでしょう。

 そして、それを引き継がせ、あの感動を子孫にも分け与えたいと思っているのではないでしょうか

 

 第2部の時代の住民達は過去を忘れ、魔女との戦いを忘れ、かつてあった繁栄を忘れてしまいました。

 それ故「ナルニア国」も廃れてしまいました。

 

 「現在」は「過去」から出来上がっています。

 過去を忘れ、それとのつながりを絶ってしまえば、「現在」は由来不明のものになってしまいます。

 由来不明な「現在」に、しっかりとした「未来」は作れないと思うのです。

 だから廃れたのではないのでしょうか。

 

 そしてピーター、スーザン、エドマンドとルーシーの「過去」の存在がその時代(「現在」)とつながったことで、再びナルニア国が復活したのでしょう。

 

 色々考えさせられる一冊でした。

 

🌸この本で一番心に残った言葉:
 「もし、いつか、わたしたちのあの世界でよ、人間の心のなかがすさんでいって、あのクマのようになっても、うわべが人間のままでいたら、そしたら、ほんとの人間か、けものの人間か、区別がつかないでしょ?」

 

🌸この本のdeco評価:

 ★★★★★(満点5★)

 

 

>ブログ村&人気ブログランキング参加中です!<
>下記バナーをポチッとクリックしていただけましたら大変励みになります!:)<

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへ

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

にほんブログ村 ライフスタイルブログへブログランキング・にほんブログ村へ

 

  

 (↑クリックで詳細ページへ!)

 

  

 (↑クリックで詳細ページへ!)

 

  

 (↑クリックで詳細ページへ!)

 

 

 (↑クリックで詳細ページへ!)

 

 

🌸合わせて読む:

www.gifteddecoboko.com