『モンゴメリ日記・十九歳の決心』を読みました!

- 作者: L.M.モンゴメリ,メアリールビオ,エリザベスウォータストン,L.M. Montgomery,Mary Rubio,Elizabeth Waterstone,柱宥子
- 出版社/メーカー: 立風書房
- 発売日: 1995/05
- メディア: 単行本
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誰かの日記を読むことは、その人の人生を覗くようで、ワクワクドキドキしちゃいます。
人に見せる為に書いた「自叙伝」と違って、日記は書き手の日常と自然体がありありと記されています。
試験に悩まされる学生時代、雑誌に投稿された作品が採用された時の嬉しさ、友人達との楽しい毎日......
モンゴメリの日記もとても生き生きとしていて、それが100年以上前のものだと思うと、ちょっぴり不思議な気持ちになります。
さすが作家志望者(日記当時)なだけあって、表現がとても面白い!
読み応えもあり、どの部分から読み始めても、短編エッセイのように感じます。
あとがきでは、こういった日記は当時の女子大学生の生活状況を研究する大切な資料となると書いていました。
確かに技術や大学制度等、今の時代と大きく異なる部分がありました。
ですが、
「〇〇先生が気に食わない」とか、
「あまり好きでない人に告白されて困った」とか、
「ようやく試験が終わって気分が良い」とか、
「心ゆくまで読書していたい」とか、
今の学生達が送っている毎日、ほぼ全く同じことが100年前のあの頃でも起こっていたのです。
それ故、日記を読みながらも「あるある!」、「だよねぇ~」とつい共感してしまいます。
更に、価値観も趣味も結構自分と似ている!
もし100年前に出会えていたら、彼女とは良い仲になれていたかもしれません。:)
🌸この本で一番心に残った言葉:
「人びとはこうしたちょっとした成功をうらやましがって、『運がいいわね』などと言う。そうした言葉を聞くと、私は冷笑する。一つの成功のためにどれぐらいの失望を味わうか皆はわかっていない。皆は成功だけを見て、何の苦労もないと錯覚している。」
🌸この本のdeco評価:
★★★★★(満点5★)
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