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ギフテッド、マイノリティとして生きる。生活の知恵探しブログ。凸凹な日常での発見・悟り・考えていることを綴ります:)。

【読書レビュー】『さん さん さん―障害児3人子育て奮闘記』ーー全てを受け入れ、「他人ごと」となるまで


Hatena

 

 『さん さん さん―障害児3人子育て奮闘記』を読みました!

 

さん さん さん―障害児3人子育て奮闘記 (新潮文庫)

さん さん さん―障害児3人子育て奮闘記 (新潮文庫)

 

 

 すごいポジティブな一冊!
 本のタイトルである「さん さん さん」は、まえがきによりますと

私にとって三(さん)人の息子たち(son)との暮らしは、太陽(sun)の光がふりそそぐ様にも似て、どこか楽しい。

という意味だそうです。

 

 如何に筆者が前向きであるのかが感じられます。


 子育てにおいてのたくさんのエピソードが書かれていましたが、特に印象に残ったのがこちらーー

帰り道、川に飛び込もうかと思った。
数年後、その川を見たら、ただの溝だった。

ここで死のうと思ったら、かなりの努力を要する。

これが川に見えるって、どういう目じゃ、どういう精神状態じゃ。

笑える。



 生まれたばかりの我が子がいるのにも関わらず、身を捨てようと思った程ですから、どんなに苦しかったでしょうか。
 このように「笑える」と自分をツッコめるようになったのは、それが既に過ぎ去ったことだからであり、また、それに十分に打ち勝てたからでしょう。

 

 そこから強さを感じました。


 人が成長した一つの表れとして、
「過去の失敗を笑えるかどうか」
にあるのだと私は思います。

 

 「あの時は本当にバカだったなぁ!」
 「いや~やることが幼稚過ぎて、まるで自分じゃないみたいだ。」

 

 このように、自分ごとではあるのに、他人ごとのようさらっと言えるようになる。
 それが強くなった証拠でしょうね。

 

弱い自分と徹底的に別れて、
それが今の自分と関係無い「他人」になった
ことですから。

 

 このエッセイ集でも、育児において起こった大変なこと、辛いことをさらっとした口調で述べていますが、その裏にはきっと書ききれない思いがたくさんあるのだと思います。

 


 このエッセイ集を執筆された佐々木さんは、自分の障害持ちの長男が生まれたとき、ショックは受けたようですが、後になって

障害があろうがなかろうが、なんにも変わらない。

子どもというのは、存在しているそれだけでいいんだ

と悟ります。

 

そこにいればいい。それだけなんだ。

 

 この一言にぐっときました。

 

 

 誰だって、自分を取り巻く環境や、家族や友人が理想的であって欲しいと願います。
 ですが、現実と理想は必ずしも同じではありません。
 中では、そのギャップに苦しみ、落胆する人もいます。

 

 けど、佐々木さんは違いました。
全てを受け入れ、
全てのギャップから美しさを見つけたのです。

 

 それが佐々木さんが前向きにここまで歩いてこれた秘訣のようにも思います。

 


 見習うべきところを読書レビューで書くなら、きりがありません。
 そんな宝となれる言葉がたくさんつまった一冊です。

 

 「なんで私には障害が……」
 「これからどうやって生きていこう……」
と、力を失っている方々には、是非一度読んでいただきたい一冊です。

 

 心の底からぐぐっとエネルギーが湧いてくるに違いありません。

 

 

🌸この本で一番心に残った言葉:
 「『大変』が一つ増しても、『強さ』も一つ増してきたから、その荷物の重さにつぶれることなくここまで来たのだろう。

 

🌸この本のdeco評価:

 ★★★★★(満点5★)

 

 

 

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