decoの凸凹Everyday7

ギフテッド、マイノリティとして生きる。生活の知恵探しブログ。凸凹な日常での発見・悟り・考えていることを綴ります:)。

人の成長する機会を横取りしない


Hatena

 

 「あ~もう!ダメ!全然ダメ!」
 なんとも発狂寸前の叫びである。

 

 「私には出来ない、decoちゃんが代わりにして!」

 

 こう嘆いているのは、私の韓国人の友人、S氏である。
 教会の牧師先生から、動画に日本語ナレーションを入れるお手伝いを依頼されたが、未だに満足いく発音が出来ないのだそう。

 


 学習を始めて、10年近くになっただろうか。
 熱心に日本語の勉強をしているS氏は、語学研修の為日本にしばらく住んでいたこともあり、すごく流暢に日本語が話せる人だ。
 私ともほとんど日本語だけで会話をしている。

 

 韓国にある本教会の数少ない語学人材であり、今は日本聖徒向けに、翻訳も行っていて、同時通訳もしている。
 日本にいる牧師先生からも、とても頼りにされている。


 そんな優秀なS氏なのだが、本人はちっとも自分の才能に気付いていない。

 


 「私より、decoちゃんの方が発音が上手いし!」
 「まぁ…一応日本人だしね」
 「私なんて声も高いし、合わないよ」
 「声は関係ないと思うけど」
 「とにかく…!decoちゃんにナレーションを代りにして欲しいの!!!」

 

 

 確かに、私にとっては楽に出来る仕事かもしれない。
 動画にナレーションを入れる作業には慣れているし、日本語は私の母語だ。

 

 私が引き受ければ効率は上がる。
 けど、そんなことは決してしてはいけないのだ。

 


 「先生はSさんを信じて、仕事を任せたのでしょう?」
 「そうだけど、でもdecoちゃんの方が効果が……」
 「きっと先生はSさんに
これを通してより立派になって欲しい
と思っているはずだよ。

 

  それにも関わらず私が代わりに仕事引き受けてしまうと、
Sさんの成長の機会を奪ってしまうことになる。

 

  だから、私がしてはいけないと思うんだ」

 


 しばらくの沈黙。

 

 ようやく「……分かった」とS氏が口を開いた。

 

 「でも、分からないところがあったら、色々教えてもらえる?」
 「それは任せて!どんどん聞いて良いよ」

 


 その後、S氏は見事ナレーションの録音を終えた。
 初回の録音結果を確認した結果、どうやら理想でなかったようで、見直しも兼ねて再度録音したいと担当者に申し込んだそうだ。

 

 今は、私の録音例を参考に、練習しながら二度目のチャレンジに備えている。

 


 一生懸命作業に取り組んでいるS氏はとてもかっこ良く見えた。

  

 

 

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(画像元:Vlad VasnetsovによるPixabayからの画像)