decoの日常探求放談

~自己啓発、のちマイノリティ、時々ジャンクフード~

【読書レビュー】『世界地図の下書き』ーー幼少期の経験が、人生のコンパスになる


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 『世界地図の下書き』を読みました!

世界地図の下書き (集英社文庫)

世界地図の下書き (集英社文庫)

  • 作者:朝井 リョウ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/06/23
  • メディア: 文庫
 

 

 交通事故で両親を失った大輔は、同じく孤児である子供達や、家庭事情で家族の元にいられない子達が暮らす「青葉おひさまの家」という施設に入れられるようになった。

 

 初めは両親との急な別れのショックからなかなか抜け出せず、言葉数も少なかった大輔だが、時間が経つにつれ心が開き、どんどん頼もしい少年になっていく。
 大輔の班は一班だ。大輔を含め5人の子達が同じ部屋で暮らしている。

 

 一番年長で、皆の姉・母のような存在の佐緒里。
 弱気でありながらも、妹思いの淳也。
 明るく無邪気な淳也の妹、麻利。
 虐待されながらも、一生懸命母親を愛そうとする美保子。

 

 互いに愛し合いながらも、実は相手のことは全く知らない。
 そんな小さな一つ一つの宇宙が触れ合うお話。
 

 

 『世界地図に下書き』という書名だが、この一冊には「世界地図」も、「下書き」という文言も出て来ない。

 

 不思議に思いながら読み続け、終盤の

私たちは、絶対にまた、私たちみたいな人に出会える。

のセリフで「なるほど」と思った。

 


 子供の頃の経験が、「下書き」になる。

 

 愛された人は、この世の愛を信じ、一時的に辛いことがあっても「きっとよくなれる」と思える。
 逆に、寂しく孤独な幼少期を送ってきた人は、幸せがやってきても「どうせ続かない」と悲観的になりがちだ。

 

どんな人と出会い、
どのように接しられたかによって、
その人が世界を見る目が違ってくるのだ。

 


 大輔達の幼少期、他の子と比べて苦労が多かったように見える。
 が、それを上書きするように、大輔達は「青葉おひさまの家」で十分に温もりを感じ、真心で接してくれる仲間達と出会い、愛と勇気を育てていったのだ。


 これからは、その経験が人生のコンパスになっていくだろう。

 


 そしてたとえ辛い幼少期のままで終わっても、何度でも下書きは書き換えられることを忘れてはならない。
 大人になっても、チャンスはずっとある。

 


 自分を大事にしてくれる誰かが、きっとどこかにいる。

 

 

🌸この本で一番心に残った言葉:
 「これまでと同じだけの希望が、これから先にも必ずある。」

 

🌸この本のdeco評価:

 ★★★★★(満点5★)

 

 

 

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